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流派のご案内

尾州有楽流は、織田信長とその弟・織田有楽(長益)を祖とし、 江戸時代には尾張徳川家の御流として伝えられた流派です。
大名家らしい格調の高い茶道具の取り合わせや、大らかでゆったりとしたお点前が特徴です。

織田有楽公

【 流祖・織田有楽公 】

織田信長とその弟・有楽を流祖とする有楽流は、その後、信長の孫(有楽の姪孫)の織田貞置に継承されます。
織田貞置の弟子の松本見休は尾張徳川家に御茶道として仕え、尾州家8代の徳川宗勝に大秘伝の点前や真台子といった奥儀の点前を伝授しました。
この8代宗勝以降、有楽流が尾張徳川家の茶の湯の御流として定まり、かつ宗勝や御茶道頭であった山本道伝らの研鑽によって、尾張徳川家特有の有楽流として独自に展開します。
江戸後期に、御数寄屋頭であった平尾数也により尾州有楽流として整理・体系化され、今にそのまま、伝えられています。

尾張徳川家での台子飾り

【 尾張徳川家での台子飾りの再現 】
台子:唐草蒔絵大台子  皆具:南鐐唐草葵紋彫(風炉・杓立・建水・蓋置)
茶入:唐物茄子   茶碗:禾目天目 建盞

尾張藩が廃藩となった明治維新後、尾州有楽流はほぼ廃絶に近い状態にまで衰退しますが、現在は、平尾数也の後裔である平尾心空庵宗慶を宗家とし、大秘伝および真台子を継承した水野余芳軒宗栄を家元として、流儀の復興に努めています。

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